カヤックフィッシングに行けば、強風に祟られ、ヒラスズキ釣りに行けばベタナギに見舞われる、というのが釣りの常。
そんな中で30年以上取材をしているわけですから、少々のことではひるみません。
さて、昨日はクラブの月例会で伊豆半島へヒラスズキ釣りに行ってきました。
ぼくは例によってレイトスタート。夜が明けてから、伊豆半島へ車を走らせます。
途中、海を覗いてみると、予想通りベタナギ。どうにもヒラスズキ釣りが成り立ちそうな気配はありません。
ベタナギの日にどうしても挑むなら、磯やゴロタ場ではなく、河口部が妥当。熱川の南、ゴロタの白田海岸に流れ出す白田川河口が最有力。
当然、数人のメンバーは、そこへ。
真鶴半島を過ぎ、各所に入っているメンバーに連絡を取ってみると、意外や、南伊豆方面ではそこそこのサラシが広がっているとのこと。
三ツ石を望みつつ、考えた末、東伊豆へ向かうことにした。
(三ツ石の遠望。ごらんのとおり、ベタナギ)
伊豆半島の東海岸を走っていると、北東風が吹き出し、若干ではあるがサラシが出始めている。
そこで、小さなサラシを順番に攻めてみるが、反応はなし。
さらに、みるみる潮位が下がってきたので、満潮時には立てない磯を選んで攻めてみることにした。
海岸全体としては、ご覧の通りベタナギ。
しかし、沖にポツンとある根の周りには、若干ながらサラシが広がっている。普段は、手前から狙い撃ちする場所なのだが、潮位が下がればグッと前に出てゆくことができる。ただし、波ッ気のあるヒラスズキ日和となれば、いくら潮位が下がろうと、前の磯に立つのは危険。
すっかり潮が引いた所で、前に出る。
この立ち位置から沖根周りのサラシをしつこく攻め続けた。
そして、ノーヒットのままタイムアップ。
今日は、メンバー全員が釣果なし。
とりわけ、西伊豆方面はベタナギだったらしい。
*<伊豆半島の近況> ヒラスズキは、すでに最盛期に突入し、波ッ気のある日には好調にヒットしている。
例会終了後、南伊豆に残ったメンバーから、カヤックフィッシングの釣果写真が送られてきた。
写真と共に、
「カヤックフィッシング楽しい!」というメッセージが添えられていた。