月曜日の午後、箱根の芦ノ湖へでかけた。
「釣り」というより、大好きな自然の中でロッドを振りながら、のんびりしようというのが目的だった。
数日前にでかけた湖尻・キャンプ場下では苦戦を強いられたため、この日も釣果に関してはさして期待もしていなかった。
当日は南西の風が強く、のんびり釣りのできる場所がなかなか見当たらない。
結局行き着いたのが、白鳥の湾。
風は穏やかで、釣り人は皆無。時刻は、午後2時。のんびりできそうだ。
ただし、今年は飛散が少ないとおもっていたスギ花粉の気配がチラホラ。
ヤバイかな? とおもいつつ指先でつついてみるが、黄色い花粉が飛ぶ気配はない。なんとかいけそうだ。
まずは、シンキングペンシルでスタート。
20分ほどやってアタリなし。
そこで、3gのスプーンに交換。
と、すぐにヒット。
30㎝ほどのニジマス。ボトムすれすれのスローリトリーブでゴツンときた。丸々太っているせいか、実に強い引きをみせてくれた。
その後も、スプーンのカラーを換えながら続けると、コンスタントにヒットがある。そして、どの魚も丸々太ったグッドコンディションであった。
海の釣りもいいけれど、淡水の釣りも面白い。
何より、落ち着いた自然が心地よい。透明感のある、ひんやりとした空気もぼくは大好きなのである。
この日は夕マヅメを待たず、早々に引き揚げ、夕方から約束していた横浜での打ち合わせに向かった。相手は、連載を担当していただいている編集者たちと、絵描きの浜中せつおさん。
浜中さんには、新しい連載の挿絵を描いていただいています。