いやぁ、昨夜はさすがに寒かった。
沼津方面にて、午後7時から11時までの間に開催したクラブの月例会。
月に一度、対象魚を変えながら開催しているのだが、今月は、ソフトルアーによる夜のカサゴ。
一番厳しいこの時期に、何とかして釣果を探る! というのがカサゴ例会の目的。
この例会によって、その年のカサゴの魚影など、色々なことが見えてくるから寒くても止められない。
何年前だったか、足元の、水深数10センチの岩陰から、立て続けにメバルばかりが食いついてきたこともあった。
あれには驚かされたなぁ。
そして、年によっては良型主体になったり、小型ばかりだったりするのも興味深いところ。
今年は、良型が少なく、中~小型が主体だった。
北西の冷たい強風が吹いていたこともあってか、釣果は今ひとつパッとしなかった。
風の影響で繊細な釣りがしにくかったからに違いない。
相手が小さければ小さいほど、繊細な釣りをしなければ釣果が上がらないのは当然のこと。(もちろん、釣りあげたカサゴは即リリースです)
結果は、総勢10数名で、ぼくの8尾がトップ。
続いて、7尾が1人、3尾が3人……、0が3人。
(参考までに、ぼくのリグは、1・5グラム、フックサイズ#10のジグヘッド《月下美人》にビームスティック装着。ラインは、PE0・4号にフロロカーボン1・5号のリーダーを1・5メートル。ロッドはソリッド穂先のメバル用『インフィート69-S』と『セルテート2506』)
釣果は渋く、風は冷たくて寒いものの、仲間と楽しむ釣りは最高に楽しい。
地味な釣り、派手な釣り、フツーの釣り、と色々あるが、挑んでみればどれもこれも楽しい釣りばかり。
巷では、「景気が悪くて釣りになんて行けな~い」という声をしばしば耳にするが、釣り好きなら、お金をかけなくても、お金がなくても、できる釣りはたくさんある。
それより何より、釣りって、本来そういう遊びじゃあなかったっけ?
ジャリメを捕って投げ釣りに行く。
カニを捕ってイシダイ釣りに行く。
ノリやフナムシを捕ってメジナ釣りに行く。
ハンバノリやヒジキを捕ってブダイ釣りに行く……。
カニエサでイシダイ釣りをしていると、カワハギはカニが大好物であるってことがはっきり分かってくる。
投げ釣り用のジャリメ捕りを一生懸命やってみると、どんな場所に、どんな時期にジャリメが多く捕れるのかがおのずと見えてくる。
ハンバノリやヒジキでブダイツリをしてみれば、ハンバノリやヒジキの生える時期が脳裏に刻み込まれる。
もちろん、ハンバやヒジキに関しては漁業権が絡んでくるため採捕は厳禁なのだけれど、エサを釣具店で買うっていうのは、時間と手間をお金で買っているにすぎないってこと。
要するに、お金をかけなくても楽しめる釣りはたくさんあるってことなのです
さらに、気の置けない仲間がいれば言うことなし!
もっともっと、自由で自然な釣り遊びをしたいものですね。
今週は、ワカサギ、シーバス、メバル……、などを釣りに行く予定です。