この写真は、先日、本ブログにて掲載した酒匂川飯泉取水堰のしゅんせつの様子です。
実は、2000年に計画された「美浜作戦」により、この堰に溜まった砂は海岸へ運ばれているのです。
運ばれている先は、小田原市の「御幸の浜」と「国府津海岸」。今回の工期予定は3月下旬までで、「御幸の浜」に1万立方メートル、「国府津海岸」に5000立方メートル運ばれるらしい……。
人間の都合で自然に手を加え、それによって変化する自然を少しでも元通りにしようと再び手を加える――。何か変な気がしませんか?
便利であることはありがたい。しかし、何もかもが「ちょっと行き過ぎ」ではないかと最近つくづく感じる。
↓ これは現在の小八幡海岸。
この、コンクリートだらけの砂浜が美しいとは到底おもえない。
かけがえのない地球をこんなにいじくりまわしてよいのだろうか。
便利になればなるほど、自然が遠ざかってゆくような気がしてならない。
↓ 道端で見つけた水仙の花。
明日は、伊豆半島へブダイ釣りに出かける予定です。