のべ竿

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最近、各誌で「のべ(ノベ)竿」を使っての釣りを度々紹介している。

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リールの付いていない竿での釣りは、大物が掛かれば迫力に満ちている。獲れるか、切れるか、折れるか。その潔ぎよさが大きな魅力となっているのだ。

それにしても、現在の竿は本当に強くて丈夫だ。かなり無謀な戦いを挑んでいるにも関わらず、未だ1本も折れていないのは驚くべきことと言ってよいに違いない。

もちろん、折れないように、切れないように、細心の注意を払いながらヤリトリを展開しなければならないのは当然のこと。そこがまた、大きな魅力となっているのである。

さて、某誌編集部あてに、「のべ竿」ではなく「振り出し竿」と表記するのが正しいのではないのか? とのアドバイスが届いたと聞かされた。確かに、のべ(ノベ)竿は漢字で延べ竿と書き、本来は1本の竹で出来た竿のことを指す。

しかしながら、正確に区分けをしようとなれば、のべ竿、振り出し竿、継ぎ竿となり、さらにそれぞれに、のべリール竿、振り出しリール竿、継ぎリール竿などが加わってゆき煩雑になる事が否めない。

そこで、釣り竿を体系的に、できるだけ分かりやすく区分するために、便宜上「リール竿」と、リールを使わない「のべ竿」に分けて表記しているのである。

「それは乱暴な話だ」とお叱りを受けるかもしれないが、同様の話は、グラスソリッドやクジラの髭を使った穂先の竹竿は、果たして「竹竿」と呼んでよいのかどうか、などそこいら中に溢れている。

ともあれ、語源に関する議論は別の場にゆだねるとして、釣りの楽しさを最優先に考える釣り雑誌上では、こんな楽しみ方もあると、釣りの魅力を多角的に掘り出し、逐一公表してゆこうと考えている。

そのあたり、ゆるりとご理解いただきたいのである。

「のべ竿」への2件のフィードバック

  1. 今晩は~
    昨日の放送でイワナ釣りを女性タレントがしてノベ竿を振る時にノベ竿折るシーンがありビックリ、竿の扱いに慣れてなかったけど道具は、大切に扱って欲しいですね~ 竿は、大切に使えば折れる事が無いですね~

  2. おはようございます!

    のべ竿!いいですね~
    細かい事はさておき、温故知新なこの竿が出てくると、
    尺メジナを思い出します。

    これから釣り物が多くなって、迷ってしまう秋が始まりますね~!

    これからも『のべ竿』の可能性を楽しみにしています!!!

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