午前10時頃、南西の強風がピタリと止まり、直後に北寄りの風が吹き出した。台風の通過である。
1時間後には、すっかり晴れた。
酒匂海岸へ様子を見に行くと、ご覧の状況。
酒匂川からの濁流が轟々と海へ吐き出されているただ中で、鳥たちが盛んに何かをついばんでいる。おそらく、アユを始めとする小魚だろう。
この濁りの中で、この流れの中で、この風の中で、鳥たちは小魚を見つけ確実に捕食しているのだから恐れ入る。
濁りが強すぎて、流れが速すぎて、風が強すぎて、ゴミが多すぎて、等など、ぼくたち釣り人は、普段から不平不満を口にしすぎている、とつくづく思う。
自然の中で遊んでいると言いつつ、自分の都合に自然を合わせようとしすぎているんじゃぁないのか、と自らに問いたくなる。
もっとゆとりを持って、自然を受け入れられるようになりたいものだ。
見よ、果敢な鳥たちを。
荒波にひるむことなく盛んに小魚をついばんでいる。
わが身を振り返りつつ川へ向かう。
こちらは氾濫一歩手前で止まったようだ。
この濁流の中で、流されずに堪えている魚がたくさんいるに違いない。
自然の中で遊ぶ・・・心にきざみます
おはようごさいます~
獲物を察知する能力 凄いですね~