先日、「開高健の名言を探している」と書いたら、釣り本に詳しい気の置けない友人が、早速こんな本を持ってきてくれた。
一通り目を通してみたものの、残念ながら探していた名言は掲載されていなかった。
しかし、この本には釣り本以外(実際には釣り本からの出典はわずか)からの名言が数多く掲載されているため、別の意味で興味深いものがある。
開高健が偉大なのは、彼の行動や文章について、延々論じあえること。
どれだけ多くのし釣り人が、彼の綴った文章に酔ったか知れない。
多くの紀行文は、夢を追う釣り人たちのバイブルと言ってよいだろう。
さて、今朝の海は昨日と変わらない。台風19号の脅威を実感として捉えることは、まだできない。
しかし、ときおり寄せてくる波長の大きなうねりは不気味だ。
18号台風の時と同様、一気に荒れてくる可能性が高い。
その前に、ヒ・ラ・ス・ズ・キ……、か。
「釣りをしているときは外からは静かに見えるけど、実は妄想のまっただ中にある。このとき考えていることといえば、原稿料のこと、〆切日のこと、編集者のあの顔この顔、それからもっと淫猥、下劣、非道、残忍。もうホントに地獄の釜みたいに頭の中煮えたぎってる。それが釣れたとなったら一瞬に消えて、清々しい虚無がたちこめる。」
なんてのがありましたね(^^)
今晩は~
有り難い友人ですね~