とは言っても、家にある古い竿や破損した竿のパーツを利用しながら作るので、純粋に竿を作っているわけではない。
あんな竿を使ってみたい。こんな竿があったら楽しいのに。こんな竿があれば思い通りの釣りができるのに……。等など、竿作りをする理由は色いろだ。
まあ、結局のところ、モノ作りが好きなのである。
というわけで、台風の間に、またまた竿作りを始めた。
今回は、こんな竿。古い竿を使って、ちょいと遊ぶ竿を作ってみることにしたのだ。
完成がいつになるのかは、分からない。1週間以上かかるのは間違いない。手掛けたもののすでに台風は去り、天候は急激に回復しつつあるからだ。
ガイドやリールシートなど、釣具店で買ってくれば仕上がりがよくなるのは間違いないのだけれど、あり合わせのパーツを組み合わせて仕上げるのがまた楽しい。
完成した竿を持って、早く磯へ行きたい。
ところで、小田原ベースの外壁に設置されている上階用の配水管に、もう何年も前からツバメが巣をつくり、毎年春になるとやってくるのだが、丁度その部分に配水管の継ぎ手がある。その継ぎ手部分から排水が漏れていて修理が必要なことは分かっているのだが、修理をするには巣を壊さなければならない。
巣を壊して配水管の修理をするべきか、壊さずにこのまま水漏れを放置するべきか大いに悩んでいる。
壊してしまったら……、来年の春、飛んできたツバメがさぞがっかりするに違いない。
自らの意思で、ツバメが引っ越ししてくれたらいいのだけれど。
とりあえず、応急処置だけでもしておこおうとおもう。