15日と16日に、青森県の赤石川でフライフィッシングを堪能してきました。
赤石川というのは、世界遺産「白神山地」より流れ出す清流で、アユ釣り師には有名な川。実際ぼくも、昨年は同川でアユ釣りをしたのですが、今年は渇水でアユ釣りはイマイチ。そこで、フライフィッシングに切り替えたというわけです。
ターゲットは、イワナとヤマメ。
ドライフライにバシャッと飛び出す様は、本当に心地よい。
山の緑。空の青。木々の息吹。白神山地を堪能した気分です。
ただし、渓流は小ジャリや砂や粉砕岩で埋まっていて見るも無残。最初は、全ての原因は大雨の増水によるもの、と思っていました。
ところが、釣り歩くうちに、車道のためのコンクリート造りの橋げたが目に入ってきました。その周囲の川床は、粉砕岩や砂、ジャリに埋め尽くされています。
いやぁ、悲しかったですねぇ。世界遺産の白神山地ともあろう自然が、陸上はともかく、川の中はボロボロといった感じです。きっと、森や林の専門家はいても、渓流の専門家がいないのでしょうね。それとも、魚はたくさん放流しておけばそれでよい、とでも思っているんでしょうかね。
赤石川の景観は素晴らしい。感動モノです。
しかし、一歩踏み込んでみると、「世界遺産」という冠をかぶった、観光地「白神山地」が見えてきました。「世界遺産」って、ユネスコ認定の観光地ではなかったハズですよねぇ。
そんなことをぼんやり思いつつ、イワナとヤマメに遊んでもらいました。