芦ノ湖をたん能

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午前6時に家を出ると、6時半には芦ノ湖に着く。


水産センターで受け付けを済ませ、白浜へ。白浜から西湖岸沿いに、陸っぱりで歩こうというのがこの日考えていた釣り。天気もよいし、意外と暖かいので実に爽快。芦ノ湖の、このロケーションが大好きなのです。


ロッドは、7フィート5インチの月下美人(メバル用)。リールは、セルテート2000。ラインはPE0・4号。リーダー、1・7号。ルアーは、レイジーやら、ショアラインシャイナーR40やら。リトリーブパターンは、レイジーはスローのスティディ、ショアラインシャイナーは湖沼定番のグリグリ。


ところが、ロケーション最高、釣り人ほんの少し、天気よしと大方よいことづくめなのだが、肝心の魚が釣れない。そこで、早々と場所移動を決定し、白浜と箱根湾の間にあるゴロタ岬周辺を移動しながら探ってみると、まずまずのきれいなレインボーをキャッチ。次は、恩賜公園駐車場から例年好調の白浜ワンドへ入ってみる。ここもなぜか、先入者ゼロ、という奇蹟。おやおやどうして? とおもいきや、魚ッ気もゼロ。なるほどそういうことだったのか。



で、この頃から風が強くなり、場所によっては白波が立ち始めている。そこで、湖尻方面へ大移動。それにしても、どこも空いていて、漁協の方々やボート屋さんにとっては困り物なのだろうが、釣り人にはありがたい。落ち着いてのんびり芦ノ湖を満喫できるなんて、いやはや贅沢な話じゃないか。


しかし、湖尻でしばらく釣り、2尾ほどキャッチした頃にいよいよ風が強くなり、アノ、にっくきスギ花粉が大量にばら撒かれ始める。風が吹いてスギの森が揺れるたび、ボワッと煙のように花粉が飛散する。そんな光景を見ているうちに、涙が出てきて堪えられなくなり、早々に退散。



それにしても、芦ノ湖は年々昔の落ち着きを取り戻しつつあって、実に心地よい。一時、「芦ノ湖って管釣り?」って疑問に思ったこともあったが、今は明らかに違う。その頃のように沢山は釣れないけれど、湖や池のルアーフィッシングって、元々そんな釣りだったんだよね。粘って粘って、イワナやニジマスを1尾か2尾、できるだけ大きな魚を釣りたいって、心底思っていた頃が今では懐かしい。


魚を沢山釣りたい人には向かないけれど、自然にとけ込みたいと願っている人には絶対おすすめ。


富士山、駒ヶ岳といった周辺のロケーションも言うことなし。というわけで今日は、久し振りに芦ノ湖を堪能してきました。帰宅後、長年使い続けてきた淡水用のショルダーバックを思い切って処分することにした。



とりあえず、代替がないので、アディダスバックに道具類を突っ込んでみた。それもまたよいかも。全然、釣りっぽくないけどね。


しかし……、ブルーのアディダスじゃあ自然の中で馴染みそうもないなぁ。雰囲気って大切だから、新たなショルダーバックを探さねばならんかも……。

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