昨日の『ザ・フィッシング』、ご覧いただけたでしょうか?
真冬の、伊豆半島におけるヒラスズキ釣りは一筋縄では行きません。
まして、伊豆ヒラ、ゴロタヒラ初挑戦の釣り人(渡邊長士君)が挑むとなれば、ハードルの高さは相当なものです。
「好調」という情報を頼りに急行し、決まりきったタイミングで釣る、という釣りもありますが、その都度状況を見据えながら魚探しをして目的の1尾にたどり着く、という釣りがぼくは大好きです。
求めるものは、釣果の良し悪しではありません。
いかにして1日を過ごし、そして楽しむか。
釣りそのものを楽しむというのは、そういうことだろうとおもっています。
釣況をいち早く、そして緻密にキャッチできれば釣果を得る確率はすこぶる高くなりますが、過程は予想以上に薄くなります。
過程に重きを置けば、釣果への道のりは険しくなりますが、満足度は間違いなく高くなるハズです(個人差はあるとおもいますが……)。
そんな、過程に重きを置いたのが、今回の『ザ・フィッシング』。
釣り人だけでなく、撮影スタッフの情熱と努力が実を結び、完成した作品でした。