箱根芦ノ湖

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 一昨日の夕方、ぶらりと芦ノ湖へ行ってきた。

 場所は、白鳥の湾。陸っぱりのウエーディングである。

 

 何より、この景色の中に身を置いて釣りをするのが心地よい。

 相手をしてくれるのは、ニジマス。

 ただし、1時間ほどやって、釣れたのは小型が2尾のみ。

 ただし、この景色によく似合う、きれいなきれいな魚だった。

 途中、40センチ前後のブラックバスの大群が、目の前を悠然と泳ぎ去った。

 中の数尾は、しばらくこちらを向いたままじっとしていたのだが、目の前にルアーを通すと、脱兎のごとく逃げ去った。

 それもまたなんとなく楽しい。

 ただし……、背後には、ピークを過ぎたとはいえ、コイツが迫っている。

4月になったら、例年通り芦ノ湖通いを始めよう。

箱根の自然は移り変わりがはっきりしていて実に楽しい。

木々も、花も、山も、湖も、そして魚も。

今は、ニジマスやブラウンが主役なのだが、やがてブラックバスも活発に動き出す。

自然は、確実に春の準備に入っている。

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