熊本での番組ロケを無事終了したのを幸いに、飛行機の便を変更して1日早く帰宅。
翌日には急きょ、小田原漁港出船のブリトップに出掛けました。
富士山が雪山に変わると、いよいよブリトップのシーズンが開幕です。
実際、「弘美丸」の船長から度々、「村越さんブリがバンバン跳ねていますよ~」てな電話をもらっています。
ちなみに平塚の「庄三郎丸」の後藤勇社長からも、「村越さん、150メートル以上の深場ですけど、カマスエサでブリが釣れていますから遊びに来てください」てなお誘いをいただいています。
いずれにせよ、相模湾のブリは今が狙い時ということですね。
ともあれ夜中に帰って連載原稿を1本仕上げ、翌日(昨日)の午後便に駆けつけると、前日の好釣果につられて10数人のルアーマンが集結しているではないか。みな、夢見る釣り師たち、ということである。
準備を整えナブラがたつのを待っている間に、弘美丸の船長がぼくのタックルをひょいと投げ、「村越さんこのルアーなら間違いなく食っちゃうねぇ」と太鼓判を押してくれたのが『トップジャンパー170F』。
「跳ねれば間違いない」と言われれば、いよいよ楽しみになる。
しかし……、待てど暮らせど一向に跳ねる気配なし。
「いやぁ、昨日はあんなに跳ねて入れ食いだったんだけどなぁ」とはよくある話。
それもまた釣り。いやいやこの手の釣りは、そういう釣りなんですよね。
一向にナブラは起きないものの、回遊しているブリが飛びついてくることだってある(通常のトップゲームはそういうケースが多い)のだから、みな、一応投げ続ける。
しかし、無情にも時間だけが過ぎてゆく……。
そして、
いよいよ暗くなり始め、ついには、
「真っ暗になっちゃうからそろそろ諦めて帰りましょう」というアナウンスが流れる。嗚呼。
結局、ナブラは一度も出ず終い。
いずれにせよシーズンに突入したことは間違いない。
今後のブリの動きに注目してゆきたいところだ。