これだけ<LT(ライトタックル)ゲーム>が流行っていながら、今まで専用のテンビンがなかったのは不思議なくらいでした。そこで、アマダイ釣り、タチウオ釣り、マダイ釣りを始めとする数々のLTゲーム専用の『LTテンビン』を、セイカイコレクションより発売することにしました。
「欲しいモノが釣具店になければ自ら作る」がモットーのセイカイコレクションとしては、当然のこと。いや、むしろ遅すぎたくらいでしょう。
ぼく自身が何度もテストを重ね、改良を加え、納得のいくテンビンに仕上がっています。
もちろん、徹底した実用本位の製品です。
「LTテンビン」のラインナップは以下の通り ↓
SSサイズ(白)アーム長 12センチ
Sサイズ(青)アーム長 18センチ
Mサイズ(赤)アーム長 23・5センチ
Lサイズ(黄)アーム長 28・5センチ
LLサイズ(緑)アーム長 38センチ
SS、S、M、L、各サイズ=700円(税別) LLサイズ=800円(税別)
<完成までの過程公開>
これは開発過程におけるテンビンで、オモリを付ける部分にスナップスイベルを使用しています(完成品はスイベルなしのスナップのみ)。
↓ 試作品と完成品のオモリ取り付け部を比較してみるとこんな感じです。
両者の差がはっきり分かると思います。ちなみに、テンビンの軸を中心にオモリがグルグル回らないようになっているのは、すでに10年近く前から手掛けているエビング用直線テンビンの製作経験によるもので、オモリがグルグル回るようにしてしまうとなぜか仕掛けが絡みやすくなってしまうのです。
よってLTテンビンは、仕掛け絡みを最小限に食い止めるために、オモリの取り付け部を半固定とし、しかも、スイベルの使用も止めているというわけです。
ちなみに、スナップスイベルを使用しての実験釣行では、オモリがテンビンに絡みつくというトラブルも幾度か発生しました。↓
オモリの取り付け部はワイヤーを2本合わせとし、さらにハンダ付けをしてあります。こうすることによってL型部分に突っ張る様な感じの張りが生じ、テンビンのアーム部は、先端部に比べ付け根部分が曲がりにくくなり、結果として仕掛け絡みが激減するというわけです。↓
さて、 LTゲームは、小物相手に特化した釣ではありません。堂々と大物に挑んでよいのです。なぜなら、LTゲームのコンセプトは、<出来るだけ細いラインで出来るだけ大きな魚と渡り合うこと>だからです。
もちろん、LTタックルで挑めば相手が小さくても十分楽しめるのも大きな魅力の一つでしょう。
従って、LTテンビンは、いつ大物がヒットしてもよいようにワイヤー各所をハンダ付けで念入りに補強してあります。
完成品はコレ↓
『LTテンビン』で、自信を持って大物と渡り合ってください。
価格は、SS、S、M、L=700円(税別) LL=800円(税別)