古くから付き合いのある釣友から、30年以上前にぼくが作ったルアーが送られてきた。
「部屋を片付けていたら、懐かしいルアーが出てきたから、小田原ベースに置いといてください」とのこと。
当時は、オリジナルルアーの製作が流行っていた。
細身のタイプは、狩野川の上流用。
13センチのフローティングミノーは、芦ノ湖のブラウン用としても重宝だった。
そして、当時必死に取り組んでいたヒラスズキ釣り用として作ったのが、太身のフローティングミノー。
こんなルアーたちを見ると、往時の記憶が一瞬にして蘇る。
毎夜毎夜、クラブの仲間たちと湘南~伊豆半島界隈を釣り歩いたものである。
昨夜も、同じ時代を過ごした仲間たち4人と、楽しい酒席を満喫した。
「常に前進」をモットーにしているつもりだが、時に歩みを止め、過去に想いを馳せるのも心地よい。
そしてまた、前進の活力が生まれてくるのである。