今日の「ザ・フィッシング」は、長崎県五島列島のヒラマサジギング。
使用するラインは、PE2号と3号。
当然、ロッドも細い。
ゲームフィッシングでは、ライン、ロッド、リール、フック等、全体の強度バランスが極めて重要なのである。
基準となるのは、ライン。
ラインの強度を基準として、ロッドは、ライン強度より多少強い物を選ぶ。弱ければラインが切れる前に折れてしまうし、強すぎればラインのポテンシャルを目いっぱい発揮できない。例えラインを出さずに止めきったとしても、ロッドが折れることなく、ラインが切れなければならないのである。
ライン、ロッド、ときたら、次はリール。ラインが切れる前にラインが滑り出すよう、ドラグをセットする。
よいドラグは、ライン強度ギリギリにセットしてもラインが切れることなく確実に作動してくれる。
となれば、どれほどの大物がヒットしても根ズレさえしない限り、、ラインが切れることもなければロッドが折れることもない……理論上は……。
現実がそうたやすくないのは、釣り人ならみなさんご存知の通り。
ともあれライトタックルゲームとは、出来るだけ細い(弱い)ラインで、できるだけ大きな魚を、出来るだけ短時間で取り込むこと。
それにはライン、ロッド、リールと、バランスの取れたタックルが欠かせない。そして、信頼できる良いタックルとは……、どれだけドラグを絞り込めるか、ということになる。
今日の「ザ・フィッシング」をご覧いただき、もう一度、自らのタックルバランスを見直していただきたい。