先日、NTTを名乗る会社の営業所から電話があり、「ギガ楽WIFI」という契約をすすめられた。
端末のメーカーを選ばず、同時に50台まで接続が可能で、設置の工事も不要で料金も今と変わらない、といいことづくめ。
現在、事務所ではルーターの無線がダイレクトに届かないため、中継器を使って隅々までカバーしている。その旨を伝えると、「もちろん中継器も使えます。そういうことでしたら、本体と一緒に中継器も送りますから設置をお願いします」と返してくれた。
ならば、と契約をお願いしたのだが、送られてきたのは本体のみで、中継器はナシ。
ひょっとすると、中継器は後から送られてくるのかもしれないとおもい1週間ほど待ってみたが、結局何も送られてこない。中継器がなければ、本体を設置するわけにもゆかない。
そこで、NTTのお問い合わせセンターに電話をかけ確認してみると、中継器の使用は推奨していません、とのことである。しかも、本体の設置をしなくても、「ギガ楽WIFI」の契約は成立しているので、課金は派生し始めている(し始める)と申し訳なさそうに説明された。
いやいや、これこれこういうわけで、おたくの販売代理店のこれこれこういう会社から、現状を全く変えずに済みますからと説明されたのですよ、と伝えると、「こちらから先方に連絡を取って、連絡するようにいたします」と丁寧に応対してくれたのであった。
待つこと10日。
連絡はこない。「詐欺か?」
改めてNTTに電話をすると、「え、まさか」と信じられない様子。そりゃあそうだろう。その販売代理店から見れば、NTTは
クライアントと言ってよい。クライアントからの指令を無視する会社など聞いたことがない。あるいは、顧客をナメているのか。
こんな会社が営業の電話をバンバンかけまくるのだから、昨今、固定電話を設置するのはうっとうしい、となってしまうのも頷けるというものだ。
不思議と怒りは沸いてこない。
それより何より、そんな代理店の無責任な営業の尻拭いをしなければならないNTTの担当者が気の毒におもえてならない。