東海大学海洋科学博物館で開催された講演会出席のため、ぼく自身は参加できなかったが、10月1日に神奈川県小網代の「丸十丸」で、和竿だけのカワハギ釣りが開催された。
88名が参加し、4艘の船に分乗して3尾の重量を競った。
結果は、驚異の1・2キロ越を果たした、井出大介さんが優勝。2位には我がシーバス・ファイティング・クラブの副会長を務める永山幸央さんがやはりキロオーバーで入った。
嬉しかったのは、二人がスピニングタックルだったこと。
伝統の和竿と、最新スピニングリールのコラボレーション。当初違和感さえあった組み合わせも、今では当たり前のコンビとなった。
スピニングタックルなら、ルアーフィッシャーマンは皆使い慣れている。慣れぬベイトタックルで挑むより、間違いなく馴染みやすいハズだ。
もはや船上で恥ずかしがる必要もない。手持ちのスピニングタックルを携え、今年絶好調の兆しが見えるカワハギ釣りに挑んでいただきたい。
出来ればロッドは、専用のカワハギ竿か、極先調子のシロギス竿を手に入れたいところ。
自分のイメージ通りの竿を手に入れたい人なら、オーダーメイドの和竿がおすすめ。スピニング仕様なら、すでに何本も手掛けている「汐よし」さんにお願いするとよい。価格は、使用するパーツにもよるが、概ね10万円弱。
ともあれ時代はこうして、時間をかけて徐々に変わってゆくのである。
ところで、先日の長崎釣行の際、海岸にこんなものが流れ着いているのを発見しました。何だか怪しげで、こんなところに転がっていてはいけないもののように思われたのだが……。