先日出掛けた『磯投げ情報』の投げカワハギ釣りの取材中に、ササノハベラに交じって見慣れぬベラ? が釣れた。
帰宅してから調べてみると、どうやらモチノウオ属の「タコベラ」らしい。
モチノウオ属で有名なのは、メガネモチノウオ。そう、ナポレオンフィッシュである。
(↑ ナメガネモチノウオ)
メガネモチノウオは10キロ以上に育つ大魚だが、タコベラは属中最小で、せいぜい20センチほど。属中最も北に生息する魚でもあるらしい。
投げカワハギ釣りをしていると、実に多彩な魚たちが掛かってくる。外道と片付けてしまえばそれまでだが、オヤッとおもった魚について魚類図鑑を開いて調べてみるのも面白い。
数年前、錦江湾の磯からブッコミ釣りでアカハタを狙っている時に、フタイロハナスズキという非常に珍しい魚が釣れた。
現場では何やらさっぱり分からなかったが、調べてみてから大変貴重な魚であることが分かった。
本命魚ばかりでなく、ハリに掛かってくる魚たちに目を向けてみると、釣りの世界はより奥深くなる。