昨夜は、沼津港の「勘七丸」の乗合船でタチウオの夜釣りへ出掛けた。
1週間前(14日)の夜、クラブのメンバーたちと同船にてルアーフィッシングで挑んだものの、13人で7尾という惨憺たる釣果に終わっていたため、今回はそのリベンジ釣行でもある。
昨夜は、セイカイコレクションで製作している『LTテンビン』を使った餌釣り。タチウオ釣りに最適なのは、赤パイプのMサイズか黄パイプのLサイズ。通常はノーマルタイプで、より繊細に挑むならスリムタイプがおすすめ。
そして究極は、昨年より販売を開始している形状記憶合金とステンレス線を組み合わせた、『極(きわみ)』タイプ。
元々は自分専用に製作し、2年ほど前から使用していたのだが、使い始めたら後戻り出来なくなってしまうほど気に入ってしまったため、思い切って製品化してしまったというわけである。
形状記憶合金そのものが高いことに加え、作業工程に時間を要するなど、販売価格は2000円(税別)となってしまったが、それだけの価値は間違いなくある。
昨夜は、その『極(きわみ)』のLサイズを使った。
沼津のタチウオ釣りは夜釣りが一般的なのだが、「船を止める(アンカーを打つ)場所取りが大事」とのことで、15時30分集合、集合し次第出船と結構早い時間にスタートするのである。
沖へ出ると、まずは深場で釣り開始。昨日の指示ダナは、140メートル。
ぼくはその間竿は出さず、富士山の写真を撮ったりビールを飲んだりしながらのんびり過ごした。
(↑駿河湾から望む富士山)
(↑昨夜乗船した『勘七丸』2号船)
(↑1号船も隣でスタート。この日は食いがよく、明るいうちから結構釣れていました)
そして、日没を過ぎるといよいよ本番。水深60メートルほどの岸近くでアンカーを打ち、こうこうと明かりをつけて釣り開始。
1週間前とは打って変わり、30~40メートルのタナで、アタリが連発。
最初は定石通り、ゆっくり誘いタイミングを見計らってはグイーッと合わせる釣り方。
そして中盤から、『LTテンビン極(きわみ)』の食い込みの良さを確認するため初の置き竿釣法に切り替えてみると、いとも簡単に竿(『リーディングXA64-Ⅱ』をギュギューッと絞り込んでゆく。
こうして、次々にタチウオを釣りあげ、リベンジ達成。スカッと心地よい気分になることができたのだった。