頬に当たる風が冷たくなればなるほど、サーフのシーバスフィッシングへ出掛けたくなる。
サーフのシーバスは冬の釣りもの、とされていたかつてのイメージが知らぬうちに、身体と意識にしみついてしまっているせいなのだろう。
春のシーバスフィッシングも、夏のシーバスフィッシングもそれぞれの楽しみはあるのだけれど、秋~冬のそれはぼくにとっては、特別なものなのである。
そして昨今、30年前に比べ、サーフのシーバスはよく釣れるようになったとおもう。魚影の問題か、釣り方の問題か、ルアーを始めとするタックル全般の性能がよくなったためなのかは、皆目見当がつかない。
はっきりしているのは、大型が減り、中小型中心によく釣れるようになったこと。
そしてもうひとつ、西湘~湘南界隈のサーフでヒラスズキ(フッコサイズがほとんど)が普通に釣れるようになったこと。
いわゆる温暖化の影響であるのかどうかは定かでないが、東京湾の第二海堡周辺でもヒラスズキがコンスタントに釣れるようになった現実からすれば、生息域が広がっていることだけは確かなことだ。
サーフで、丸々太ったでっかいシーバスが釣れるのは、10月から12月にかけて。まさに、今、なのである。
勲章を手にするための最大のコツは、寒さに負けず、チャレンジし続けること。
そろそろぼくにも、でっかいシーバスがヒットしてくれないかなぁ、と願う今日この頃である。