普段お付き合いさせていただいている友人のほとんどは釣り好きである、と言ってしまってよいくらい、釣り好きの占める割合が多い。
メーカーの人、釣り雑誌の編集者、カメラマン、ライター、テレビ局のプロデューサー、ディレクター、カメラマン、イラストレーター、船宿の経営者、船頭さん、キャプテン(動画の)、釣りメーカーのテスター、プロ釣り師、等など。右を向いても左を見ても、釣り業界人たちが多いのである。
同じ釣り好きでも、別ジャンルで活躍している友人も少なくない。釣りのご縁で、お付き合いさせていただいている人たちだ。
同じ小田原市民である作家・夢枕獏さんも、親しくさせていただいている釣友の一人。男(大人)はこうあるべき、と勝手に生き方の指標にさせていただいている先輩の一人なのである。
そんな獏さんの新刊本、『キマイラ15』がリリースされた。
登場人物が小田原市内の高校に通う学生だったり、卒業生だったり、そして今巻では、伊豆の天城山辺りが舞台だったり、ぼくにはもう、目が離せないシリーズなのである。
獏さんが凄いのは、原稿書きでめちゃくちゃ忙しいハズなのに、遊び(趣味)の時間をきっちりと、しかもふんだんに作り出してしまうこと。以前、どうやって時間を作り出しているのか尋ねたところ、「いつでもどこでも書けるようにすることがコツですね」とサラリと答えてくれた。「ナルホド」と納得したように振るまったが、それだけではどうにもならないことをぼくは良く知っている。
創作の天才は、人生の楽しみ方の天才でもあるのだ。
ついでと言ったら怒られてしまうかもしれないが、もう一人、前々から生き方のお手本にさせていただいているのが、冒険家の風間深志さん。獏さんとは同年代で、ぼくにとっては7歳ほど年の離れた先輩である。
風間さんとはもうずいぶん昔からお付き合いさせていただいているのだが、もちろんきっかけは、釣り。風間さんは渓流釣りが大好きで、ちょっと前にはこんな本もリリースしている。
ちなみにぼくの最新刊は、コチラ。
昔VHSで録画した「ザ・フィッシング」を観たら、風間深志さんと西山徹さんが渓流でフライフィッシングやテンカラ釣りをしていました。